「今は大学生の目線の場面だからね。次からはヒロイン役の天明屋さんの出番あるしお互い頑張ろう」


「はい。あ、玉梓さん。天明屋って言いづらいですよね?月紫-ツクシって呼んでください」


「じゃあ、僕も雛-ヒナで」


「はい!」


僕は苗字が珍しいから呼びづらかったりする

なので基本的に下の名前で通している

それは彼女も同じだったようだ


「じゃあ、改めてよろしく。月紫ちゃん」


「はい、雛さん」


握手を交わしたところで彼女はその他の共演者に捕まる