信吾の家のトイレで美海はメールを打った。
送信相手は
4人。
最初に送ったのは千歳だった。
-今日、彼氏の家に泊まる事になったからもうメール出来ない。帰ったらまたメールする。このメールは返さなくていいからね。-
そしてすぐに送信メールを消した。
-今日は本当にごめんね!嘘に合わせてくれてありがとう。信ちゃんの家に泊まることになった。-
そしてそのメールもすぐに消した。
携帯を閉じ、深く溜め息を付いてからトイレを出た。
「大丈夫?トイレ長かったけど。まさか…?」
「そんな訳ないじゃん。先週生理来てるし。絶対ない」
「なんか俺との結婚はないって言われた気分なんだけど」
美海は空笑いをして、ベッドに寝ころんだ。
「駄目だ。眠いから寝ていい?」
「いいよ。寝な」
そう言いながら美海の頭を信吾の手が優しく滑る。
その手を
美海は咄嗟に払いのけ、叩いた。
信吾の手は赤くなり、
信吾は目を丸くした。
「な、何?どうしたの?」
自分のとった行動に
美海自身も驚いていた。


