扉が閉まる音と共に部屋に溜め息がこぼれた。
「過保護すぎでしょ。まさか家まで来るとは」
浅見が鍵を閉めながら言葉を漏らす。
「美海も限界だよね。あれじゃあ。マナだったら絶対別れてるよ!」
「過保護っていうか、変な束縛の仕方だろ」
今までの美海と信吾を思い返し、果南は煙草の煙を吐きながらまた溜め息をついた。
「信吾、気付いてるんじゃないかな?今の美海のこと」
「何で?メールとかも消してるしないでしょ!」
マナが右手で拳をつくり、左手の手のひらを叩いた。
「信ちゃん自分が浮気してたから行動とかで分かりそう!」
果南が煙草をマナに向け、頷いた。
浅見は納得したように首を何度も縦に振る。
「てか千歳くんはすぐに別れてくれるのかな?」
果南と浅見が首を傾げると普段は核をつかないマナが一番分かりやすい答えを述べた。
「6年も付き合ってたら別れられなくない?マナだったら無理だな。マナ気弱いし…話聞いてると千歳くんもすごい優しそうな人じゃん?」
「まず美海も無理だろ。信吾があんなんだもん」
美海のために、
3人は頭を悩ました。


