歪んだ愛情【更新中】



煙草を取り出し、
美海が深く煙を吸い込んだ。


「10時間ぶりの煙草、超上手い」

「部屋行こう」


マナが手を差し出すと、その腕に飛び付き、肩に頬をすりよせた。


「苦しい。千歳を想いすぎて苦しいよ」


漏らした本心を横に、浅見が携帯を取り出し、電話をしはじめた。


「どうしたの?うん、いるけど、なんで?」


その言葉に反応のし、マナの腕を離し美海は浅見の携帯を取り上げた。


電源ボタンをこれでもか、というほど何度も押し、美海は携帯を思い切り閉じる。



「どうしたの?」

「電話、信ちゃんでしょ?」

「うん。分かった?美海いるって聞かれたから一緒にいるって言った方が安心かなと思って。元々バイト終わったら遊ぶって予定だったし」



階段の途中で美海は腰が抜けるように座りこんだ。


「やばい」

「え?あたしなんかまずかった?」

「やばいよ」