chitose.me0m62o9ry.a-bl.y.ue-a@×××.ne.jp


「chitoseは千歳でしょ。me0m62o9ryは数字を抜かすとmemory。memoryって記念とか思い出って意味でしょ。
a-bl.y.ue-aのさbl、ueってつなげるとblue。たぶん青が好きなんじゃない?

問題はblueを抜かした文字。a、y、a。あや。彼女の名前じゃん?0629は記念日じゃない?たぶん」


「美海すげぇ」

「あんた無駄な所に頭使うの得意だよね」


美海の説明に3人は首を縦に振って納得していた。


煙草に火を点け、自慢気な顔をして美海は煙を吐いた。


「で、お互い彼氏彼女がいるって証したの?」

「うん。証した」

「それでも好きだ!って?」

「お互い好きとか言ってないし、あたしもまだ好きになってないし、千歳もどう思ってるか分かんないし。マナ、気が早い!」


マナは舌打ちをしながら笑っていた。