美海より15センチは高いだろう。 信吾よりは少し背が低い。 目は切れ長で、 笑うと目尻が下がる。 優しい笑い方。 肩幅が広くて、 大きな手。 「ち、千歳?」 「やっぱり美海だ!良かったー!間違えたかと思った!」 白い歯を見せ、 優しく笑う千歳につられ 美海も笑った。 聞き慣れた優しい声が 美海の前で聞こえる。 「いこっか」 「ど、何処に?」 「いっぱい話せるとこ。今日はぶらぶらするよりたくさん話したい」 千歳の笑顔に 美海は何度も首を縦に振った。