何処で?と大きな声を上げるマナに静かに口を開く。
「病院で。アッシーが事故ってお見舞行ったんだよね。そしたらすごい勢いで走ってた」
「アッシーって自分で車持ってるんだからそんなのいらないじゃん、ってそこじゃないか!どうだった?」
果南は首を傾げた。
「知らない。でもすごい慌ててた。美海には言わないでおこうね」
マナは大きく首を縦に振った。
会いたがるに決まってる、
でも会えない。
だから千歳の話しは禁止用語だ。
「すごい痩せてるらしい」
美海?と問いかける果南の横顔を見ながらマナは頷いた。
「浅見が驚いてた」
「てか旅行すっぽかしてでも軽井沢に行ったのに、なんであいつ言わなかったんだろう」
マナは2回首を縦に振り同意した。
今日は久しぶりに美海に会える日。
でも気がかりなのは、
信吾付きという事。
信吾もいるならと亮介も呼んだが、
それはどうでもよかった。
ただ信吾がいることが気になる。
果南は頭の中で
美海の最後の顔を浮かべた。


