マナが首を傾げると果南は睨みをきかせて言った。
「もし、信吾が千歳の家を知っていて千歳の家に行った場合うちらだけで行ってもだれも信吾を止められない。女だし、でも亮介がいたら信吾を止める術があるでしょ?だからみんなで行くの」
マナが納得したと頷くと
実は浅見もわかっていなかったようで深く頷いていた。
果南の肩に掴まりマナに手を引かれ佐野が歩き出した。
浅見と亮介は駅に走り出し、
急いで家に向かう。
でも、
みんなが一番心配しているのは千歳じゃない。
もし信吾が本当に来てしまった場合危険なのは美海だ。
「なんでお前も信吾に言っちゃったんだよ」
「飲み会のときにノリで言ったんだけどその時信吾は信じてなかったんだよ。でもこの間急に電話が掛かって来て、小川の浮気相手の名前言ってって」
「この間って?」
「1週間前の土曜日」
「美海が信ちゃんに別れようって言った日だ!」
果南は頭を抱えながら佐野を引きずった。


