結局、あれから信吾からの返事は一切ない。
美海は千歳に会い続け
お互いの必要性をさらに高め合っていた。
千歳の彼女、
綾も未だに渋り続けている。
「美海、今日は?」
「千歳と会う」
「最近頻繁だね」
授業が終わり、
夏休み前最後のカフェテラスに向かおうとしていると
亮介が勢いよく走ってきた。
「美海ちゃん!信吾知らない?」
「最近連絡取ってないけど」
「今日学校来てないんだよね」
「でもあたし知らないし」
そう言いながら携帯を開くと
着信が3件入っていた。
「信吾?」
「ち、違う」
美海は着信履歴に並ぶ名前を見て思わず震えた。
急いで通話ボタンを押し電話をし始める。


