講義が終わると共に、
いち早く美海は携帯を開く。

たった4文字、絵文字もついていないメールにときめく。


「何、にやにやしてんの!気持ち悪い!」

「わかった!信ちゃんでしょ?」


友達の言葉に笑みを浮かべ、
4人で講堂を後にした。