「と、せ、雪那くん どこまで行くの!?」 手首を掴まれてすごい勢いで歩いていく冬馬くんに追いつこうと小走りで追いかける。 「この前のとこ!」 冬馬くんが、ズカズカ歩きながらそう言う。 なんだ、先に言ってよ。って、 「なんでぇ!?」 な、なんで連れてかれてるの!! 「人目につかないところに行きたいからだよ!」 私が泣いてたからか。 冬馬くん優しいなぁ