「ははっ……これで安心
じゃあまた明日」


「うん、また明日」


帰っていく町田くん



何回か振り返ってた
そのたびに、あの笑顔で手を振ってた



……なんの話だろう
受験の直後だから進学について?

……なんて考えながら


町田くんが握った左手がずっと暖かかった