ドS彼氏と地味彼女

二つ目の坂を上ったことはもう覚えていない。

とにかく汗が目に入り、首元がヌルヌルとして気持ち悪い。お風呂に入りたい。

目の前にそびえたつ千歳家の一軒家。
白いお城のように大きな家。
そういえば私・・・友達の家訪問、初めてじゃない・・・?

「ここがうちの家や。入って」
「はぁっはぁっ、う、うん」

おじゃましまーす、といって家に入った。
一気に涼しいクーラーの風が自分の体を冷やしていく。