ドS彼氏と地味彼女

「うち、二人乗りなんて甘いことさせないから。はぁあ。暑い暑い。何この暑さ」

とにかく暑い暑いばっかりいいながら、自転車置き場までたどり着いた。足でストッパーを上にガンっとあげると、自転車を押して、ボーッとしている私の方へやってきた。

「道わかんないからうちを乗せること出来なさそうだね。かわいそ。走ってきな」

そういうと葉月は自転車にまたがった。
えええ!私走るの?い、いやだ・・・。

「バーカ。そんくらい走らなきゃいくらたってもデブのまま!うちの家着くまで上り坂二つあるから頑張ってねー^^*」

鬼だ。鬼葉月だ。