「お前とはここが違うんだよ、ここが」

虹希さんが意地悪な笑みを浮かべつつ、人差し指で自分の頭を指す。

ムカ･･･。

でもここは我慢。

「ところで、お前のことは地味子と呼ばせてもらう」

え･･･？い、いやだ。
その拒否りたい気持ちが言えへん。
いつもそーやった。
笑ってごまかして、嫌だということちゃんと言えない。

「嫌だろ？今日遅刻した罰だ。１週間後、俺の課題クリアして可愛くなってたら実子って呼んでやる」