その日の帰り。 「はーるー!今日一緒に帰るよー!」 空は綺麗な青空だった。 「深刻そうな顔してどーしたの??」 「実はさっ…」 先生が好きなことを話した。 「ふふふっ…」 春は不敵な笑みをこぼした。 「は…はる??」 顔を覗きこんだ。 「んー??そんなのとっくに気づいてるよー。いつも先生のこと目で追ってるし、授業中先生見てにやけてるじゃんっ!」 どんどん顔が赤くなっていくのがわかるっ。 帰り際に私も協力してあげるからさっ! と背中をたたいてくれた。 空には綺麗な夕焼けが広がっていた。