「自家用ジェット機っつうの?こういうの。本物の金持ちって本当にこういうの持ってるんだな!!陽菜ちゃんの家もこういうのあるの??」
飛行機の座席に座りながら私に話しかけてくる慎一君
「え、あ、うん!一応…」
私は目を反らしながら答える
「あるに決まってるでしょ??西園寺家が持ってないわけないじゃない。当たり前なこと聞かないでちょうだい!!」
ペチンと慎一君のほっぺを軽くたたき、呆れた顔をする利華
んもう!!そんなことより何でこの席順なの??
私の隣には碧維くん
すずかと目が合うとすずかは微笑む
「ごめんなさいね、陽菜。私はいつもここの一人席って決まっているの。慎一君はどうしても利華の隣がいいってうるさいし。」
そんな言葉に私は首を振った
「大丈夫!!ね?碧維くん!」
そう恐る恐る碧維君の顔を覗き込む
「あぁ、俺はどこでもいいよ。」
と、それだけ答えた
まただ、何だろこのもやもや
何て答えてくれたら正解だったの?
私は相変わらず本を読んでいる碧維くんをこっそりと見つめた

