格差恋愛




テストも無事終わり、夏休みに入った






夏休みといっても毎日が暇なわけではない






お稽古もあれば
コレクションやオープン記念パーティのゲストとして参加したり、パパの仕事関係の方々とのお食事会、雑誌の取材、など意外と忙しい毎日が待っている






でも今日は待ちに待った沖縄旅行。
キャディーバックにを持ち、日よけにつばの広い帽子を被った
夏らしい白いワンピースにを身にまとい、待ち合わせ場所まで中井さんに送ってもらった







「本当にご一緒しなくて大丈夫ですか??」





車の中、中井さんは私に確認をする





「はい。大丈夫です!!向こうにはすずかのお家のお手伝いさんがいらっしゃいますので。何かあったら電話するわ。ありがとう」






私はそう中井さんに笑いかけた






すごくわくわくしている私
旅行って何回行っても
何処に行っても
何でこんなにわくわくするんだろう




楽しみすぎて昨日の夜はあまり寝付けなくて実は寝不足気味






待ち合わせ場所に着くと、車から降りて中井さんにお礼を言いすずかと利華の元へと駆け寄った






「お待たせ!!ごめんね待たせちゃって!!」





すらっとした長い脚が強調されるデニムパンツにTシャツにサングラスをかけた利華と





上品な花柄のスカートに白いシャツにカーディガンを羽織りハーフアップに髪をまとめたすずか






二人ともにやにやしながら私の顔を見ている







「大丈夫よ!!まだ全員そろっていないから」






そんなすずかの言葉に私は首を傾げる






「全員そろってないって他に誰が「おーい!!ごめんごめん!!遅くなって!」」






私の言葉を掻き消すように後ろの方から声が聞こえてくる






「遅い!!女の子を待たせるなんて最低!!」





そう利華が腕を組みながら私の後ろの方に目を向ける






私はぱっと振り向いた