家の敷地に入り、しばらく歩くと二人は私に抱きつく




「本当に無事でよかった!!中井さんから連絡があった時はびっくりしたわよ」







と、利華





「あの人に何かされなかった??大丈夫??」





私の肩をガシッと掴み、心配するすずか






私は首を横に振った






「何もされていないわ。碧維君にはお礼を言わないと。」






そんな私の言葉にすずかは目を反らし、眉間にしわを寄せた





「じゃあ私たちはそろそろ帰るわね??夜遅いし…。陽菜、今日はゆっくり休んで?」







すずかは利華の腕を引っ張り、帰って行った