格差恋愛




「でもさ~、もうちょっと陽菜も積極的に話せるようになれればね??」





利華は私の顔をまじまじと見る





「だーめ!!これでお話も上手になったらもっとモテちゃうんだから!!」






そう私に抱きつきながら利華を見るすずか





「それもそうか!その消極的なところ除けばほーんと陽菜は完璧だもんね??親は世界のお金持ちのトップ5に入るくらいだし、見た目のそこらのアイドルとかモデルよりも数倍可愛いし、しかも性格までいいなんて、、、私がそんなに手にしてたら性格もっと歪んでると思う」






そんな利華の言葉にうんうんと頷くすずか






私は思いっきり首を横に振った






「そんなことないわよ!!私は二人が羨ましいの。きれいでいつも堂々としていて、頼りになって強くて、、、」







そう俯く私の頭をポンっと撫で、私の顔を覗き込む利華





「はいはい。ありがとね??」





二人の優しい笑顔にいつも癒される
私はこんな素敵な友達がいて
大好きな家族がいれば



この先、恋っていうものに出会わなくてもいい
そうおもってるの