格差恋愛



「いいよ、このくらい。」




そう言って碧維くんは千円札を一枚取り出す





「だ、ダメです!!私が勝手についてきてしまったので!!あの、これでお願いします。」




そう言ってカードを手渡すと苦笑いをされる




「申し訳ございません。こちらは使用できないんですよ。」





申し訳なさそうにカードを返されてしまった
お財布を見ると現金は持ち合わせていない




「これでお願いします」





私がショックを受けている間にお会計をしている碧維くん




「ごめんなさい!!今すぐ中井さんにお金を持ってきてもらいます!!」






そう焦る私の頭の上にポンッと手を乗せる碧維くん





「いいよ。何?庶民はハンバーガーを買うお金もないと思ってるわけ??」






そんな言葉に私は首を振る





「違います!!ただ、私は!!「はいはい、わかったから。」」





そう言って私の話に聞き耳を持たない碧維君





酷い!!なんて思いながらも碧維君に触れられた頭に全神経がいっている






碧維君の大きな背中を追いかけるように後ろから静かについて行った