格差恋愛

碧維くんの指が私の目元に伸びる
私は思わずビクッと身体が反応してしまうが
その指は優しく私の涙をすくった


「ごめんごめん。言い過ぎた。冗談だよ。そんな風に言われても気にしないから大丈夫だって。ごめんな??」





そう言ってまた優しい笑顔を見せた




「違うんです。多分私も何処かでそう思ってるんです。そんなことないなんてきれいごとを並べて、今日だって外の人と会うなんて危なくないかな?って考えたりもしたし、、、」






「いいんじゃない??逆に俺らも西園寺さんたちみたいなお嬢様は、わがままで、一人じゃ何もできなくて、ただ親の金を自慢してるようなバカな奴らって偏見してたところもあったし。お互い様。まあ元々住む世界が違うんだからさ。これから深くかかわることもないんだから。お互いどう思ってようが問題ないよ。」







そんな碧維君の言葉に何故かまた涙が溢れた





みぞおちの奥の方が苦しくなるような感覚
何でだろう、すごく苦しい






碧維君の言ってることは何も間違っていないのに
住む世界が違う。そんな言葉今まで何度も聞いてきたけどこんな気持ちになったのは初めてだ







「えっ??なんでまた泣くの??俺今NGワード言った??」






そんな言葉に私は首を思い切り横に振った





その時ボトッと棒からアイスが地面に落ちる
「あぁ!!、、、落ちちゃった…」
私はそれを見て余計悲しくなる





「ほら、泣いてもたもたしてるから」





そう私の顔を覗き込み、頭の上にポンっと手を乗せた




私は熱くなった顔を隠しもっと俯いた





嬉しかったり悲しかったり恥ずかしかったり
感情がパニック状態です