外の空気を吸って何だかほっとしたのと
また違った緊張感
私は碧維君の後ろを歩いていると
チラッと振り返る碧維くん
「いた。」
「はい!!います!!」
そう答えるとクスッと笑う碧維くん
笑った顔
初めて見た
きれいな歯並び
サラサラの髪の毛
すらっと高い身長
絵に描いたみたいな美少年
そんな印象
「あまりにも静かだからいないかと思った。はぐれないようにな」
そう言ってまた前を向く
何だろうこの感じ
初めてだ
私に初めからこんな風に
自然体で接してくれる人
私のパパのこととか
家のこととか
興味を持たない人
私は碧維君の後姿を見つめ、黙ってついて行った

