格差恋愛

私は思わず唾をごくりと飲み込んだ




「あ、えっと、、、碧維君もお手洗いですか??」





目を反らしながら一応話しかけてみた




目は合わせてないけど碧維くんが私をまっすぐ見ているのがわかるくらい目線が刺さる





「違うよ。飲み物足りないから買い出し。」





落ち着いた声
低いけど透き通っている





「そうですか、、、」





あぁ、ダメだ会話がぎこちない





「それより、気分悪いんじゃないの?大丈夫??別に無理しなくていいんじゃない?」





そんな言葉に思わず碧維くんの目を見てしまう





何でわかったんだろ
少しは私のことも見ていたのかな?




きれいな二重で優しい目
でもどこかやっぱり不思議な目をしている
吸い込まれてしまいそうな感覚




「う、うん。実は少しだけ…」




私は俯き、無造作に横の髪を耳にかけた





「一緒に来る?」






「えっっ?!」






そんな言葉にまた碧維君を見上げる





急に言われたもんだからどう反応したらいいか分からない





「外の空気吸ったらよくなるんじゃない??別にいいならいいけど。」





そう言って私に背を向けて歩き出す碧維くん




「い、行きます!!」





とっさに出た言葉
私は碧維君の後に続いて玄関を出た