「あぁ!!そこの奴は気にしないで!!ただ間違えてきちゃっただけだから。」 そんな言葉に笑い声が響いたとき その人はパタンと本を閉じた じっと部屋の中のみんなの顔を見渡し、私ともピタッと目が合う その瞬間、ドクンっと胸の奥の方で何かを感じ、とっさに目を反らしてしまった 真っ直ぐと力強い目の奥は何を考えているのかわからないような不思議な人 「佐々木 碧維。永徳学園の特進科。」 それだけ言うとまた本を開き、目線を落とした 何だろう、この感覚 初めてのこの感覚