午前中の用事を済ませ、私は利華に指定された場所で車を降りた




「では用事が終わったら連絡します。」





そう中井さんに伝える





「わかりました。お嬢様、くれぐれもお気を付けください。何かあったらすぐに連絡を」





「大丈夫よ。外の人と言っても利華のお友達だから。では、行ってきます」






そうお辞儀をし、利華たちの元へと向かった




小さな公園に利華とすずかはいて、手を振っている




「ごめんなさい!!待たせちゃったかしら??」





そう駆け寄ると二人は首を横に振る





「大丈夫よ?今利華のお友達がここまで迎えに来てくれるみたい」





そうすずかは私の頭をぽんっと撫でる





しばらくすると遠くの方から大きく手を振って走ってくる男の人が見えた





「ごめんごめん!!」
そう言って私たちの前で立ち止まる男のひと





「遅い。10分も待たせるなんてありえないわ。二人に謝ってもらえる??」






そう男の人を睨む利華





「そんなピリピリすんなよ~!!二人とも待たせちゃってごめんな??俺こいつの幼馴染の中谷真一!!今日はよろしくな!」





そうお辞儀をする慎一君
私とすずかは少し警戒をしながらチョコンと頭を下げた





でも爽やかな笑顔で優しそうな人だな、、、
なんてすずかの後ろに隠れながらこっそり観察してみた





そして私たちは慎一君に案内され、5分くらい歩いたところに慎一君の家があった