「つうか」
「はい?」
「今日、一緒回らない?」
「……えっ?」
「なんか人多すぎて、帰り見つけられなさそうな気がするし」
「でも隼人くん、友達は?」
「俺の周り、レギュラーの奴が多いからさ。みんな出る感じ。特に誰と回るとか決めてなかったから。嫌ならいいよ」
「嫌じゃない」
と、勢いよく言ってしまった。そんな誤解されたくない。嫌いになるわけないもん。
「じゃあ決まり」
定期戦の開会式を杏奈と一緒に見てる間、友達、友達と心の中で何度も言い聞かせて、隼人くんと合流した。
なんか変な感じ。
今まで一緒にいなかったのに。
どうして今日はこんなに、近づいていいのかな。



