ふと顔を上げる。 向こうの校舎から、向かってくる生徒。 隼人くんだった。 あ……。 どうしよう。そういえば科学室掃除の班だったっけ。 あれ。違うっけ。 ていうか、このままだとすれ違ってしまう。 あ。昇降口を見てる振りをすればいいのか。 でもそれもおかしい? でも購買部だって閉まっているから入れないし、隠れるところは明らかにない。 ……違う。