◇
翌日、教室で隼人くんと目があうと、「おはよう」と言われた。
「おは……おは……おはようございます!」
吹き出すと「朝から、元気ありすぎ」と、笑われた。
昨日のことが嘘みたいに普通だから、わたしも意識するのやめないと。
だけど休み時間、「昨日、大丈夫だった?」と、隼人くんにさりげなく声をかけられ固まってしまう。
いちばんに思い出したのは告白で、あ、ママとの喧嘩のことかと遅れて理解した。
「うん。一応仲直りしたかな」
「そう。良かった」
「ママに名前、変えてもいいよって言われたし」
「名前変える?そういう話にまでなったんだ」
「わたしも、名前嫌だと思ってたけど、そこまで考えたことないから、ママに言われてびっくりしちゃった」



