男子と会話はできません




翌日、教室で隼人くんと目があうと、「おはよう」と言われた。


「おは……おは……おはようございます!」


吹き出すと「朝から、元気ありすぎ」と、笑われた。


昨日のことが嘘みたいに普通だから、わたしも意識するのやめないと。


だけど休み時間、「昨日、大丈夫だった?」と、隼人くんにさりげなく声をかけられ固まってしまう。


いちばんに思い出したのは告白で、あ、ママとの喧嘩のことかと遅れて理解した。


「うん。一応仲直りしたかな」


「そう。良かった」


「ママに名前、変えてもいいよって言われたし」


「名前変える?そういう話にまでなったんだ」


「わたしも、名前嫌だと思ってたけど、そこまで考えたことないから、ママに言われてびっくりしちゃった」