「何か手伝えることある?」
「ううん。大丈夫」
「じゃあさ下にいるから。少ししたら戻ってくるし、何かあったら呼んで」と、部屋を出て行った。
少しほっとした。
鞄から出すと、やっぱり悲しくなる。なんで濡れてるんだろう。
考えない、考えない、考えない。
濡れた部分にタオルをあててからドライヤーをかけた。
しっかり乾かすのは難しかったけど、家までの距離を着るくらいだし、このくらいでいいかと少しだけ湿り気の残ったシャツに袖を通した。
そこでガチャリと扉が開いた。
隼人くんかと思って身を縮ませた。
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