「俺、あいつにさ、デートに誘われちゃったんだけど、どうすればいいと思う?」 「えっ?」 「羽麗ちゃん行かないって言ったら行かない」 告白されたけど、付き合っていないから、市ノ瀬くんが、他の女の子と遊んだりするのは自由だと思う。 相手がすごく可愛い子だって、同じだ。 あの子と一日一緒にいたら、わたしを好きだって言った気持ちだって簡単に変わってしまいそう。 「嘘。断った。困った顔見たかっただけ」 笑わないで言った。 「見れて良かった」 その声にわたしは、今、動揺してるってわかった。