☆*+…流星side



「流星様。おはようございます。」




ん……………?




「ああ……………朝か………」




「今日は始業式でございますよ、流星様!」




朝からうるせぇな…………このうるさい奴は、俺の執事、武田 渉。




「ああ」




そう、一言だけ答えて、俺は着替え始めた。


ネクタイを緩めに結んで、パンツにベルトを通す。
髪はワックスで軽くセットして。
ふと、鏡を見て、黒のカラコンをつけるか迷った。



……………自分で言うのも何だけど、俺の顔はそれなりに整ってると思う。
母さんがイギリス人のハーフで、幼い頃からモテてきた。



眼は蒼くて、女は呆れるほど媚びてくる。
だけど、たった一人。
そんな奴等とは違う奴がいた。




『りゅーくん!一緒に帰ろう!』