先生と、あたし。


「受験カード、右上に置いて下さい。」

『…え?あ、はい、すみません…』

出会った時のことなんて一度も忘れたことない。
だってあの時は高校受験の時。

最初はね憧れの存在だった。
『きゃーかっこいい!!』的な。
でも段々好きになっていく自分がいて…
ダメだと思っても…好きになっていく自分がいた。

そうその好きな人は




先生だったんだ。