「わぁっ!
今日もありさのお弁当美味しそう!
どうしてこんな素敵なお弁当、作れるの?」

おにぎりに卵焼きにウィンナーに……。
それにサラダや、デザートまで。

「自分で作ってるんだっけ?
女子力高いよな~。
あ~あ、誰かさんとは大違い」

女子高生が普段作るそれにしては完璧すぎると言っても問題なさそうなお弁当を目の前に、瀬田はあたしをジト目で見た。