「あ……」

「ほら、行っておいで?!」

「う……ん……」


あたしは、ありさから受け取った花束をお守りだと思うことにしてギュッと握りしめて、そっと舞台へ出た。
眩しいステージ、人々の目。
やっぱりやっぱり恥ずかしい

立ち止まってしまった。