「美空~?
聞いたよ、出るんだって? カップルコンテスト!
どうして教えてくれなかったの~?
お化粧しようよ、お化粧!
どうせもってないんでしょ?」

ありさが、大きなバックをもって、瀬田の後ろから現れた。

「もう、あたし、嫌な予感しかしないよ……」

「大丈夫だって」

「任せて!」

なんなのよ、二人して、にやけて!