私はむしゃくしゃしていた。
あの人に勝つことが出来なかった。
私のせいで仲間もバラバラになった。

ねぇ、どうして…。

「亮…私どうしたらいいの…」

何度泣いても叫んでも戻ってこない。
私の大切な人。

「皆ごめんなさい…」

冷たい風が私の身体を吹き抜けた。