そして土曜日、私は由来君の家におじゃましてる。
自宅は、お嬢様学校で有名な、私立薔薇色学園が軽く5個、ディズニーランド3個分位ある広さ。
「いらっしゃいませ。川崎優理花様ですね。お坊っちゃまからお話は聞いております。こちらへどうぞ。」
案内されたのは、立派な大広間。
私の想像だと、これは学校の体育館2個分。
「やあ、ようこそ。優理花ちゃんが来てくれて嬉しいよ!」
黒いブランド物のタキシードに身をつつんだ由来君がこっちをみて微笑んでる。
「ねえ由来君、ここがフューチャーホール?」
「いや、これは小ホールさ」
こ、こんな広くて小ホールなのかい!
「はい、これ。優理花ちゃんに」
と、由来君が手渡したのは100万円以する、レミシーでもとびきりの高級ブランド、ユニラートコレクションのシャンパンドレスと、ユニラートコレクションのダイヤモンドのネックレス。
「こ、こんな高い物貰うなんて、恐れ多いよ!」
「僕があげたいんだ。受け取って。」
「うん」
そのあと、私は教室1個分位はある、超広いフィッティングルームに案内された。
私は胸元の大きくあいたセクシーなシャンパンドレスを身にまとい、ダイヤモンドのネックレスをつけた。
それから私は執事のブルートゥースの後につき、コツコツとヒールの音を響かせながら、フューチャーホールへと歩いていった。