「何だったのあれ…?」



洗面台の鏡に向かって私は喋り、考える



でも…あれは中国だった…。

誰かが作ったのかもしれない…




今はそう思うしかなかった。







「おーい、千里」

いつまでもボーッとしているとお兄さんが私を呼んだ


「なに?」


「見ろよこれ」



兄さんは手招きをして自分の腕を指す




兄さんに近づいていくもなんだか嫌な予感がした





「どうし……え」