…私も好きだよって言ったよな今…。
なんでその気持ちに応えられねーんだよ!!!!!!

「未羽、そんな大きな問題を抱えてるのかな…。未羽ともっと思い出作りたかったのに…。」
梨華が泣きながら言う。

「未羽ちゃん、俺らといて楽しいって思ってくれてたのかな?もう、一緒にご飯食べたりできないのつれぇよ…」

駿が悲しそうに言う。




「なに言ってんだ、お前ら。
俺らで未羽を救うぞ。」

俺の言葉に2人はきょとんとする。

「…天、救うったってどうやって?
どんな問題なのかもわからないのに」
梨華が諦めたように言う。

「キーワードはある。未羽がこうなったきっかけはスキー研修って言葉。
それに、未羽が反応をしめした言葉がいくつかある。かき集めたらなにかわかるはずだ」


「…できるかなぁ、俺たちに…」


「できるかな、じゃなくてやるんだよ。救うぞ。」

2人は顔を見合わせて、力強くうなづいた。

「…おう!」
「うん!!」