なんだろう、今日、なんか変だなー。って、なんかお腹空いちゃった。
私はゴソゴソとリュックの中から財布を取る。
3500円。そういえばお母さんからお金貰ったっけ。これならお菓子買いに行けそう。
私は、リュックに財布を入れ直すと、制服から着替え、外に出た。
さてと、どこ行こっかなー。…ドーナツ食べたいな。
そんな事を考えながらドーナツショップへ行くと。
…え?!
ゆめかと、しゅうや?!
2人は笑いながらドーナツショップへ入っていく。
嘘、どういう事?!
声を掛けようとすると。
しゅうや「ゆめか」
ゆめか「ん?」
…?!
2人の唇と唇が重なった。
あまりの衝撃に私は動けなくなった。
ゆめか「ちょっと〃しゅうや、こんなところで…恥ずかしいじゃんっ〃」
しゅうや「いいじゃん、だって俺たち…」
やだ…
しゅうや「つきあ…」
いやっ!
私は全速力でドーナツショップを出て、路地裏に着く。
どんどん視界が潤んでいく。
なんで?ゆめか知ってたよ。私の好きな人知ってたよ。どうして?なんで…
ゆうき「あみ?!」
急に声を掛けられてびっくりするが、なんだかその声は安心できるこえだった。
ゆうき「あみ、どうしたの?」
あみ「なんでもない…なんでここにいるの?」
ゆうき「ここ、近道だから…」
あみ「…グスッ」
ゆうき「なんで泣いてるの?」
その暖かい声に、私はもっと泣きたくなった。
ゆうき「…しゅうや?」
あみ「…え?」
なんで?
ゆうき「見たの?ゆめかと一緒にいるところ。」
あみ「…うん」
ゆうき「そっか…」
あみ「キス…してた。」
ゆうき「?!?!」
あみ「もうっ無理…」
立ち去ろうとしたその時。
ゆうき「待って!」
ゆうき「俺、あみの事好き!」
あみ「…え?」
ゆうき「だから泣かないで。あみが泣いたら悲しくなる。」
あみ「…」
何も言えない私にそっとゆうきの手が触れる。
ゆうき「…返事は、今じゃなくていいから。落ち着いたら…」
あみ「ゆうき」
ゆうき「え?」
あみ「好き」