あみ「疲れたぁ…」
ゆめか「お疲れ。」
ゆめかはそういいながらコーヒー牛乳にストローを刺した。
そうた「疲れたってお前授業寝てたじゃん」
ぎくっ!
あみ「何で知ってるの?!エスパー?!」
そうた「いや普通に見えてたし。おれの前あみだろ。…なぁ、ゆうき?」
ゆうき「うん、あみってばぐっすりだったよー」
うー…もう!
ゆめか「…あ」
あみ「どうしたの?」
ゆめか「最悪。今日日直だわ。」
あみ「えっじゃあもう行くの?」
ゆめか「うん、そうね…じゃあ」
あみ「頑張ってー」
ゆめか「…ありがと」
あれ?なんだか今、ゆめかが申し訳なさそうに笑った?
そうた「そういえばみか(彼女)に呼ばれてたわ。」
あみ「そうたも行くの?」
そうた「おう。急がねえと。」
あみ「あっ…うん、じゃあね!」
そうた「…ゆうき、これ。」
ゆうき「え。何これ?」
そうたからゆうきに渡ったもの。それは…
あみ「ラブレター?!」
しゅうや「え、まじかよ!」
ゆうき「…」
ゆうきはきような手つきでハートのシールをめくると、一枚の紙を取り出した。
そこには、「ゆうき君♡ゆうき君に想いを伝えます♡昼休みに体育館裏に来てください、待ってます♡♡なずみ」などと書いてあった。
なずみって、そうたのとりまきの子じゃん!なんでゆうきに?
ゆうき「…」
そうた「ゆうき、行こうか。」
ゆうき「うん、そうだね。」
あみ「…」
行っちゃった…ん?!え、この状況って…?!
しゅうや「あーみ」
しゅ、しゅ、しゅうやと二人きりじゃん!
あみ「しゅうや…あっ、あの…」
しゅうや「何?」
あみ「すすすすすすすすすすす」
しゅうや「?」
くーっ、でも、チャンスは今だよね?!
「しゅうや!」
大声でしゅうやの名前が呼ばれる。その声は、紛れもなく
しゅうや「ゆめか!日直終わったの?」
ゆめか。なんか今日おかしいよ…?どうしたのかな…。走ってきたっぽいし。なんか…胸騒ぎがする。