時ゎ経って中2になっていた。


『希恵!!』







『何なつみ〜。朝からうるさいよお』









『京ちゃん彼女出来たって!!』









『……そっか』









『なんかごめん
ゆったほうがいいんかな、ゆわんほうがいいんかなっち迷ったんやけど…』










『いいよ。ありがと』








あっけなく終わった恋。




泣くこともなく




ただ唖然とするしか
なかった。










放課後




『希恵?なんかあった?』







いつもより異常に静かな私を不思議に思い、
広瀬が声をかけてきた。





『ん?なんもないよ〜』







無理に明るく振る舞う。





引き攣った笑顔しか
できない…





そのとき
廊下を京ちゃんと彼女が
仲良く手を繋いで
帰っていくのがみえた。






広瀬もその光景をみて
すべてを察知したようだった。









『大丈夫か??』




みたこともない
真剣な目で見てくる。





流れることのないと
思っていた涙が




溢れだして
とまらなかった。




ただただ
ずっと泣いてた



『送ってくよ。』





交わす言葉もなく
ずっと隣にいてくれた。