「先生へ。
この手紙を読んでるとき、先生はきっと研究室に座ってて、何が書いてあるのか、想像もついてないんでしょうね。
きっと、先生には想像もつかない内容だと思います。
ずっと言えなかったけど、私は県外の大学に進学することにしました。
言訳にはしたくないけど、先輩と別れてから成績は下がる一方で、けどどうしても教育大に行きたくて
ここから三時間ぐらいの県外の教育大学を受験しました。
ありがたいことに、昨日合格通知もきて、春からは、一人暮らしです。
きっと、定期演奏会もでれないと思うし、先生と会えるのは、今日で最後になります。
そう考えたときにね、どうしても言いたいことがたくさん浮かんできました。