周りは恋人だらけ




きっと第三者から見れば私達もその1組




彰とだったらどんなにいいか…



そう思う気持ちもある反面




手をポケットに突っ込んで建物を見上げながら立つ身長がデカすぎる男を見て




少し温かい、癒される、ホットする、時間が止まって欲しいと願う自分がいる







これが“幸せ”という気持ちなのだろうか







でも、そんな私の“幸せ”な時間も一瞬で凍ってしまう
































「今日、本当に楽しかったぁ〜」



「…俺も///」



「あれぇ?彰くん顔赤いよぉ?フフフ」



「や…やめてくださいよ!///


プロジェクションマッピングの光のせいですよ」




「フフッ可愛い♡」



「かっ!?………



はぁ〜…何言ってんすか萌亜先輩」



「ごめんね?フフ

でも…本当に今日はありがとう!
最高のデートだったよ!」




「それは俺も同じです。
最後にこんな綺麗なものまで見れて…


夢じゃなかったらいいんですけど…」




「もう!彰くんってば!あははっ」