絶対に惚れさせてやる【非公開】






「ごめんなさい遅くなって」





結局、待ち合わせの5分遅れ



35分まで瀬上とアイスを頬張ってた私は萌亜先輩に頭を下げた







「いーよいーよぉ、気にしないで?
5分なんて遅刻には入らないわよぉ」






萌亜先輩はそう言うけど、私達が実際に着いていた25分にもう2人とも座っていた






少なくとも10分待ってるのに…
申し訳ない








「それより、ありがとぉ!Wデート来てくれて♡」




「あ、いえ」




「本当はね、私が紗ちゃん誘うはずだったのよ?」




「……?」






…私は彰に渾身のお願いをされたけど…







「萌亜先輩、恥ずかしいからやめてください///」




少し頬を染めた彰の顔を見て分かってしまった





……会って早々ノロケられるのか







「彰くんね、

『自分が誘ったら絶対紗に断られるっ』

って言ってたのに、私が誘いに行こ!って言ったら

『もう誘ったよ。来てくれるってさ』

って!♡すごく優しいと思わない?///」








「そうですね。彰にしては気が利くというか…」





「紗…お前俺のこと嫌いだろ…」





「ふふっ、仲良しだねぇ♡」





気を落とす彰と幸せそうな萌亜先輩





二人のノロケ話の聞き相手は主に私になるだろう今日一日






すごく…上手くやっていけるか不安








ピンク色の空気に包まれている中








「っつーかセンパイ、…メシ食おうぜ」








瀬上の一言でその場を離れた