「……なんで迎えに来たのよ」
「どうせ通るし」
「は?あんたの家どこなのよ」
「○○区△丁目」
「え…結構近い…」
「バス乗ったらセンパイん家なんてすぐだな」
……だから何なのよ
歩きながら…そんでもって喋りながら、尚もスマホを触り続ける瀬上
コイツはスマホ依存症か!?
「……ん〜」
「………」
画面と睨めっこしているヤツの足の前に、ソッと自分の足を出す
……1回転んで学習しなさい
と思った私の企みは
「…それで転ばせようとしてるつもり?」
カチンッ!
あっさりかわされてしまった
「俺、ちゃんと前見てっし」
「どうだか」
なんて言った瀬上は数分後、段差につまずいてよろめいた
「…見てないじゃん」
「見てた」
「こけかけたじゃん」
「こけてはない」
「よろめいた」
「…………
腹減った」
「………」

