慌てて荷物をまとめて部室の扉に手をかけた俺
「どした紗?
瀬上になんかされたのか?」
扉の横に立っていた、やっと瀬上に開放されたらしい紗
「……なんでもない
あと集合まで2分もないから早めに戻ってね」
「ん。りょーかいっ!!」
……なんか元気なさそうに…っていうか寂しそうに見えたのは気のせいか
……………
「じゃあ紗!今日も気をつけて帰れよ?」
「わかってる」
「まぁ瀬上がいるみたいだし大丈夫かっ!!」
「…一緒に帰らないけど…」
まだ帰ろうとしていないからてっきり瀬上を待っているんだと思ってたのに…
…嫌いなのか?
「あれ?もしかして彰くんの幼馴染み?」
「…!!」
「…あ…先輩」
俺の後からひょっこり出てきた萌亜先輩
そんな仕草も可愛くてついニヤけそうになっていると、紗に冷たい視線を送られる
「…萌亜先輩」
「わぁ!私のこと知ってるの!?」
「はい…有名ですから」
珍しく笑みを浮かべる紗と萌亜先輩はもう打ち解けてる

