「だから教えてほしいなら帰ろーぜ」
「………はぁ」
今日会ったばかりのデカイ後輩に早くも振り回されつつ、これだけは聞かないと気が済まない
「今後一切一緒には帰らないけどね」
そう言った私を瀬上は上から見下ろしてるだけだった
バタバタバタバタッ
「しょーーうっ!!
一緒に帰ろー!!♡」
すごい足音がしたと思ったら、
「………っ」
耳が痛くなるほどのハスキーボイス
隣で瀬上もだるそうに耳を塞いでいる
「…篠宮…なんだよ」
「え、だから一緒に帰ろーって!
ってあれ?もしかして予約済みだった?あんた」
「……ちげぇーよ
つか、うるさいから向こういけ」
「え〜!つまーんなーいの!」
めんどくさそうにあしらう瀬上と頬を膨らませて瀬上に食いつく少し派手な女の子
まぁ瀬上も性格は置いといて、見た目ちょっとチャラいし友達がこれでも頷ける
……ってか帰っていいよね?
うん、帰ろう
横を向いて喋ってる瀬上の横をスルリと通り抜けて校舎を出ようとした
そう、あと1歩だったのに
「紗セーンパイ
何先帰ろうとしてんの?」
カバンをガシッと掴まれた

