「あかりちゃん、そんなこと言う子じゃないだろ……」 「……涼太はあかりの何を知ってるの?」 涼太の僕よりあかりを知っているような口ぶりに、闇が心を埋め尽くす。 「お前こそあかりちゃんの何を見てるの? 少なくともそんな振り方する子じゃないだろ」 「っ、うるさい」 すると次の瞬間、頬に衝撃が走る。 体勢が崩れ、テーブルに体をぶつける。 痛む頬を押さえて顔をあげると、涼太が拳を握ったまま俺を見下ろしていた。